クレイジージャーニー「戦場ジャーナリスト桜木武史さん編」感想。世界の厳しい現状に触れても結局自分の現状は変わらない

2017.11.8放送のクレイジージャーニーを見て

シリア内線 桜木武史

ジャーナリストの桜木さんは明るく物腰柔らかに第一線での政府軍、反政府軍との戦いを語る。

しかし、笑顔で語る彼の瞳は時折とても鋭くなる。

「シリア内線」

ニュースキャスターの口からしか聞いたことが無いキーワード

当たり前の権利を取得する為に命を懸ける人々の実状を、命を懸けて取材するジャーナリストを、最近ハマってるビールを片手に、ポッキーボリボリ食べながら眺めてた。

画面越しに確かに存在する世界との差に違和感を覚える。

「シリア内線」「秘密警察」「イスラム教徒」「貧困」「生と死」「自由への権利」

「子育て」「ママ友付き合い」「ダイエット」「明日の遠足のお弁当」「今を自分らしく楽しむ方法」

向き合っている問題点があまりにも違いすぎる。

「そもそもシリアって何?どこ?なんでもめてるの?」

これが一社会人であり二児の母親でもある私の率直な疑問だ。

まるでテレビの中だけの世界。

まさに今!実際に!起こっている現実なんだ!と理解するのに時間がかかる。

私には全く関係の無い現実。でもきっとどこかで大いに関係があるであろう現実。

「そもそもシリアって何?どこ?なんでもめてるの?」

先程の疑問がもう一度頭をよぎる。

分からないことは全てネットが教えてくれる。

私なりに調べたことをまとめてみようと思う。

明日はお弁当作りで早いからまた別の機会にね。

そうやって、またボリボリとポッキーを食べながら次の時間帯の番組一覧を見る私がいる。

結局のところ、自分に直接関係の無い事柄には、興味は抱いても熱意は抱けないのだろう。

そんな自分に、また少し残念な気持ちになった。

核ミサイルがいつ飛んでくるかも分からない現状に、本気で危機感を抱いているのは日本中に一体何人いるんだろう。

最後に番組内で桜木さんが「新聞になった数字の数だけ、1人1人生きている人間がいたことを知って欲しい」みたいなことを言ってた。

「シリア内戦」戦場ジャーナリスト「桜木武史」

世界の現実を知りたい。調べてみたい。

そう思わせてくれた一言だった。